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外反母趾をおこしやすい靴をはかないこと
交通機関が発達した現代において、わたしたちの足の機能は徐々に失われつつあります。それを裏づけるデータとして、20年前から現代人の重心がつま先からかかとへ後退しているという報告も。
かかとに重心がかかる立ちかたでは、歩いて前進する能力が損なわれてしまいます。足をきちんと動かす機能をとり戻すために、子どもに素足で歩くことを奨励する医師もいますね。素足で土の上を動きまわれば足をよくつかい、指や土踏まずのアーチも発達するにちがいありません。
けれど現実的にはそんな環境を日常的に確保することはむずかしく、結局、足の正常な成長を促進するためには、大人なら足の正常な機能を働かせるためには、足に合う靴、足の機能を十分発揮できる靴をはく以外に方法はないということになります。
そして外反母趾をおこしやすい靴を避けること。たとえばハイヒールは外反母趾の原因としてよく挙げられますが、その理由は先細のデザインが多いこととヒールの高さだといわれています。ヒールが高くなればなるほど足先にかかる体重の割合は増え、80%から90%にも達します。
ふつうの靴で立っているとき、かかとと足先の体重を支えている割合は5対5から6対4にすぎませんから、いかにハイヒールの体重サポート比がいびつかがおわかりでしょう。
外反母趾のための靴